☆☆☆ 四字熟語  わ行 ☆☆☆

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 ◆ 【和洋折衷】わようせっちゅう
 日本と西洋の二つの風俗、様式を適当に取り合わせること。
 「和洋」は、日本と西洋の様式。「折衷」は、あれこれと取捨して調和させ、そのほどよいところをとること。「和洋折中」とも書く。
 ◆ 【和風細雨】わふうさいう
 穏やかに吹く風と、静かにそぼ降る雨。人の過ちや欠点を改めるのに柔和な態度でのぞむことのたとえ。
 「和風」は、穏やかな風。「細雨」は、こまかい雨。きりさめ。
 ◆ 【和風慶雲】わふうけいうん
 穏やかに吹くそよ風と、吉兆を示すめでたい雲。温厚で徳の備わった人格者を形容したことば。
 穏やかで和らいだ風とよいことが起きる前兆とされる雲(慶雲)のような存在という意味。孔子の弟子の顔淵を評した言葉。
 ◆ 【和衷協同】わちゅうきょうどう
 心を同じくして共に力を合わせ、仕事や作業に当たること。
 「和衷」は心の底からなごみ和らぐこと。また、心を同じくすること。「衷」は中心・心の意。「協同」は力を合わせて物事を行うこと。
 ◆ 【和衷共済】わちゅうきょうさい
 心を合わせ助け合う。一致協力して仕事をすること。
 「和衷」は心の底からなごみ和らぐこと。また、心を同じくすること。「衷」は中心・心の意。
 ◆ 【和魂洋才】わこんようさい
 日本固有の精神と西洋の学問。日本古来の精神を持ち、教養として西洋の学問を修めること。
 「和魂漢才」をもじって明治時代に作られたことば。日本人固有の精神をもって西欧の学問を取捨活用しようとしたのが一等国を目指す明治の指導者たちであった。 「和魂」は大和魂。「洋才」は、西洋の学問に関わる知識や才能のこと。
 ◆ 【和魂漢才】わこんかんさい
 日本固有の精神と、中国伝来の学識。日本古来の精神を持ち、教養として漢学を修めること。
 「和魂」はわが国固有の精神、「漢才」は漢字によって得た知識・才能。
 ◆ 【和光同塵】わこうどうじん
 賢人が自分の才智を目立たないようにして、俗世間と調子を合わせること。
 「和光」は光を和らげる。才知を隠すこと。「同塵」は俗世間に歩調を合わせること。「塵」は世俗のちり。訓読では「光を和らげ塵に同ず」と読む。
 ◆ 【和羹塩梅】わこうあんばい
 主君を助けて、国を治める宰相・大臣のこと。
 「わこうえんばい」とも読む。
 ◆ 【和敬清寂】わけいせいじゃく
 穏やかで、慎み深く静かで落ち着いていること。
 利休の茶道の精神・境地を表した言葉。茶道の精神を あらわす禅語として、特に江戸時代後期によく用いられた。「和敬」は、心を和やかに保ち、慎み敬うこと。「静寂」は、清らかで、わび・さびの精神を重んじること。
 ◆ 【和気藹藹】わきあいあい
 人々が仲良く、和やかな気分が満ちあふれているさま。
 「和気」は穏やかな気分、「藹藹」は心の和らいだ様子。「和気藹々」「和気靄靄」とも書く。
 ◆ 【和顔愛語】わがんあいご
 なごやかな表情と親愛の情がこもった言葉づかい。親しみやすく、穏やかな態度のこと。
 「和顔」は、和やかな顔。「愛語」は、親愛の気持ちがこもった言葉。
 ◆ 【矮子看戯】わいしかんぎ
 物事を判断する見識がなく、自分の意見を持たず、他人の意見にすぐ同調すること。
 「矮子」は背の低い人のこと、「看戯」は観劇のこと。背が低くて舞台が見えないのに、周りの人の批評を聞いて賛同するという意味から。「矮子観戯」とも書く。